当サイトは広告を含む場合があります
トラック運転手という仕事は「きつい」「ブラック」と言うイメージはありませんか?
でも、実際のところはどうなのかを現役ドライバーが本音で伝えていきます。
いきなり結論ですが、きついと感じる人もいれば楽だと感じる人もいます。
ありきたりな結論になってしまって腑に落ちないかもしれないですがこれが事実です。
感じ方は人それぞれ異なります。
そのため、一つの業界や職種を「きつい」と一括りにすることは難しいのです。
それでも、なぜトラック運転手の仕事が「ブラック」や「きつい」と言われるのか
今回はその理由を深堀りしていきます。
トラック運転手が「ブラック職業」と言われる理由は労働環境が原因
物流ドライバーがきついと言われる主な理由として、労働環境が挙げられると思います。
- 長時間の運転
- 給料が見合ってない?
- 交通事故のリスク
- 健康管理
上記要素はドライバーは必ず意識することだと思います。
これから物流ドライバーを目指す人は、「上記要素+運転が好きかどうか」も重要っス。
そもそも運転が嫌いならドライバーには多分向いていないっス。
長時間の運転
物流ドライバーの仕事内容の大部分は車の運転です。
車の種類(大型トラックや小型トラックなど)や配送距離(長距離や近距離、ルート配送)によってももちろん運転時間は変わってきます。
ですが
どの種類の車両に乗ったとしても勤務時間の半分くらいは車の運転業務になるでしょう。
長時間の運転はトラック運転手の労働環境において大きな課題となっています。
これには以下のようなデメリットがあります
長時間運転のデメリット
- 精神的な疲労
- 身体的な疲労
精神的な疲労
長時間の運転は、精神的な疲労やストレスも引き起こします。
これは、道路や他の運転手の行動に対する持続的な注意力が必要となるからです。
また、交通事故を防止するためには常に注意力を維持する必要があるので、結構なストレスがかかります。
身体的な疲労
長時間の運転による身体的な疲労の代表的なやつを紹介します。
- 首や肩などの体の凝り
- 認知能力低下
- 眠気
経験がある方もいると思いますが
長時間同じ姿勢で運転すると、体中がバキバキになります。
僕自身はルート配送で比較的短い距離の運転なので、長距離配送の人と比べれば大したことはないですが
それでも体がバキバキです。(特に首と肩)
長距離配送の人はもっとバキバキになってるでしょう。
長時間の運転によって疲れた体でさらに運転を続けると認知能力も下がってきます。
運転中には複雑な決定を素早く行う必要があり、進行方向、速度調整、交通ルールの遵守、他の運転手の行動への対応など。
これらの認知的な要求は、長時間にわたるとメチャクチャ判断が鈍ります。
体が疲れて判断が鈍くなるとどうなるか?
そうなんです
眠くなるんです。
当然、眠気と闘いながら運転をするということは事故のリスクが高まります。
運転手が運転中に眠くなるなんてことは説明不要なレベルでアウトですね。
給料が見合ってない?
ここで少し給料の話をしますが
多少きつい仕事だったとしても、給料がメチャ高かったとしたら魅力に感じる人が居るっスよね?
例えば、
1日14時間労働で2,3日家に帰れなかったとしても給料が月100万円だとしたらどうですか?
稼ぎたい人にとっては魅力に感じますよね。
ですが、
勤務時間が長くなろうが基本的に給料は上がりません。
運送業界においては、長時間働くことよりも
数(件数)をこなした方が給料アップにつながりやすいです。
僕がおすすめしてるルート配送の場合
あらかじめコースと、コースに見合った給料が決まっているので労働時間と給料の変動はほぼ無い。
給料に納得できるならルート配送がマジでおすすめっス。
交通事故のリスク
トラック運転手という職業は、交通事故の危険性がつきものです。
長時間の運転、時には厳しい天候条件下での運転、車両の取り扱いは、運転手自身のスキルと経験に大いに依存します。
しかも、これらの要素は事故を引き起こす可能性を高める要素でもあります。
結論を言うと
事故に遭う可能性を1%でも下げることが重要です。
- 時間に余裕をもって運行する
- 事前に運行ルートの天候や交通情報を調べておく
- しっかり休息をとる
上記3つを僕は毎日行ってるっス。
健康管理
どの仕事にも言える事ですが、トラック運転手の仕事においても健康管理は非常に重要です。
なぜなら、
運転手の健康状態は、運転の安全性に直結するからです。
一般的に健康管理と言えば
- 食事
- 睡眠
- 適度な運動
- ストレス管理
などが挙げられると思います。
一般的な健康管理については説明不要だと思いますので、ここではドライバーの仕事ならではの健康管理について触れていきます。
それは、飲酒です。
普段お酒を飲まない方については問題ない事ですが、普段からお酒を飲むのが好きな人にとっては死活問題ですよね。
運転手の仕事では、出勤時にアルコールチェックが義務化されています。
当然、アルコール反応が出た場合は仕事ができません。
つまり
お酒を飲む場合、出勤時にアルコールが消えるように考えて飲まないといけなのです。
お酒を飲むことが趣味の一部である人は、その趣味が制限される可能性を伴うもしれないので、これから転職を考えている人はしっかり考慮してください。
運送業界へ転職を考えている人へ
トラック運転手という仕事は「きつい」「ブラック」というイメージがあると思います。
しかし、現役の運転手から見れば、その実情は人によって違うと感じています。
過酷さを感じている人が居る一方で、楽しみながら仕事をしている人が居るのも事実です。
一つの業界や職種を一概に「キツイ」と評価することは困難です。
物流ドライバーよりもきつい仕事はたくさんある
僕自身いろんな職種に転職した経験がありますが、そのすべてが人間関係が原因で辞めています。
- 工場
- 農業
- 接客
- 設備メンテ
- 清掃
- 警備
etc…….
このように何度も転職を繰り返して仕事が続かなかった僕でもルート配送の仕事だけは唯一前向きな気持ちで続いてますので参考にしてみてください。